2024/09/29 沢登り 高山市 奥飛騨沢上谷
[参加者] 矢口重治(CL) 林真由美 山田由紀子 長谷川誠二(SL)
[日時] 2024年9月29日(日)
[行動時間]
AM5:00 美濃市中濃総合庁舎駐車場 集合・出発 AM8:50 上宝町鼠餅地域より入渓 AM9:30 五郎七郎滝 AM10:15 岩洞滝 AM11:00 蓑谷大滝 PM12:00 上流脱渓 PM12:30 上部駐車場到着 その後休憩・着替え等して帰路へ
PM4:30 美濃市中濃総合庁舎駐車場到着・解散
[報告]
今回は、7月7日に途中撤退した飛騨沢上谷のリベンジ山行になります。前回は岩洞滝までしか行けなかったので、今回は全行程を走破することを目標とし、張り切ってスタートしました。今回の天気は曇天。気温は平均温度23℃と前回に比べて随分涼しい状況となりました。この状況では、水も以前より冷たくなり、だいぶ寒く感じるのではなかろうか?と想像しましたが、直ぐにその推測が間違っていることに気付かされました。上下ウェットスーツ着用での歩行は暑く、直ぐに大量の汗をかくことになり、水の中に飛び込んで体を冷やすことになりました。
そんなことを繰り返して登っていると、30分程度で五郎七郎滝へ到着しました。
前回は手前の小滝で引き返しましたが、今回は上部の本滝まで行くことができました。しかし、この本滝へ行くにはヌメリのある滑りやすいそこそこの斜度の岩面を登らなければなりません。みんな慎重に慎重を重ね登り、無事到着することができした。ここで写真を撮るなど休憩をし、次の滝へ向かうために下ることになりましたが、滑りやすいので危険です。安全のために元々設置されていた30m級フィックスロープを使い、みんな無事に下りることに成功しました。前回は行けなかったところなので、その美しい景色を観ることができて満足です。
その後、岩洞滝へ向かい、ゴロゴロした岩場を乗り越えて、マイナスイオン漂う岩洞滝滝壺に到着しました。しかし、以前来た時とは異なり、水の量がかなり少なくなっていました。前回が7月上旬の雨季だったのを考えると仕方ありません。少ないのなら少ないなりに楽しもうということで、滝の落下点まで近づき、滝行のように滝に打たれて楽しむことになりました。
前回来た時は、この復路を戻る時に、次の蓑谷大滝へ向かう分岐点を見落として通過してしまいました。今回はその過ちを犯さないため、矢口さんが分岐点の立木に目立つ赤旗を装着。そのお陰で分岐ルートを見落とすこと無く、スムーズに次の蓑谷大滝へ向かうことができました。ここまで来れば、本ルートの半分ぐらい。程よい疲れを感じながらも、次の蓑谷大滝へ急ぐことになりました。
蓑谷大滝は圧巻。何で自然にこんな滝ができるのだろう?と疑問に思いながらも、その雄大な情景にうっとりしながら、ここで食事を取るなど休憩しました。しかし、のんびりしているのはここまで。ここからが本ルートの難所というところです。
滝自体は登ることができないので、大滝の2倍ほどある急峻な高巻きをしなければなりません。せっかく冷えた体になっていたのに、再び大汗をかくことになりました。
そのルートに迷いながらも何とか滝上部にたどり着くことができ、改めて滝の大きさを実感することになりました。
その後、そこから長いナメの廊下を歩き、脱渓ポイントへ到着。スタートとゴールへ別々に停めておいた自動車をピックアップし、着替えをした後に帰路へつくことになりました。
今回は少人数ということもあり、移動スピードが速く、休憩時間も短く、山行予定時間を大きく巻くことができました。そのお陰で帰宅時間も早くなり、日照時間が短くなった今でも明るい時間に家へ戻ることができて良かったです。
[ヒヤリハット]
歩行時、何気なく気を抜いた時に足を滑らす…などの怪我の元が発生します。
入渓中は、どんな時も気を抜かず行動することを心がけたいと思いました。
[記録者] 長谷川誠二