2024/12/22 技術委員会 雪山訓練 大日ヶ岳
山行報告書
[カテゴリー] 技術委員会 訓練
[山 名] 大日ヶ岳
[報 告 書] 毎年度、雪山・岩稜帯にはいる前には訓練を実施することを技術委員会で決定した。特に昨年、個人山行での死亡事故が起きているので、訓練の重要性を再認識した。初級・上級とチームをわけての訓練を行った。美しい雪山には魅了されるが、技術なしに入山すると命に関わる事態となる。技術を習得したうえで雪山を楽しんでほしい。

午前中は、雪になれるため、大日が岳の往復から開始。前日に降り積もった雪のため、新雪でトレースなく、わかんやスノーシューでのラッセル山行となった。雪山も初めての人も多かったため、ラッセルには驚いたと思う。しかし、新雪をかき分けて登る山はなかなか体験できないため、良い経験と訓練にはなっただろう。朝は曇天であったが、大日の山頂に近づくにつれて晴れ間が広がり、山頂からは鎌ヶ峰や前大日の姿を楽しむこともできた。

午後からは、初級・上級とチームをわけての訓練とした。まずは、訓練ゲレンデの整備から。
初級チームは、雪山になれるところからはじめ、歩き方の練習を中心に行った。
上級チームは初期制動・滑落停止訓練を中心として、肩絡み・制動確保などのロープワーク技術を行った。
個別で、雪洞堀・ツエルト技術などの講習も行い、盛り沢山な講習内容であり学びも多かったことと思われる。

雪が新雪であったため、アイゼン訓練を行うことができなかったが、2025年1月5日に参加者有志で蓼科山に登り、初心者にはアイゼンでの歩き方やピッケルの使い方を教えることができた。

[日 時] 2024年12月22日(日)
[登 山 口] 高鷲スノーパーク ゴンドラリフト乗り場
[参 加 者] 梅田, 山本, 日置, 井筒, 高橋, 長尾, 堀, 安井, 林, 山田 由紀子, 矢口, 東明, 長谷川, 青木, 赤星,
五十川, 伊藤, 苅谷, 日比野, 吉田
計20名
[コースタイム] 8:30 スキー場集合 解散 15:00
[ヒヤリハット] 特になし
[記 録 者] 東明
[写 真] 東明