【カテゴリー】バリエーション
【山 名】十石山
【報 告】長野県と岐阜県の県境にあり、乗鞍火山群の中で最も古い「十石山」に行ってきました。十石山をインターネットで検索すると、乗鞍岳や穂高連峰がきれいに見えると書いてあり、天気は晴れ予報、登山口まで向かう道中も青空が広がるグッドコンディションだったので、ワクワクしながら登山を始めました。
登山口に入るとややきつめな登りが続いたため、CLの矢口さんから少しペースを落として~と声掛けがあり、息切れすることなく歩みを進められました。木の間から時折見える乗鞍岳がとてもきれいで山頂の景色を待ち遠しく思っていました。
今回は、矢口さんからの提案で、雪道をツボ足で歩く練習のため、できるだけアイゼンを装着せずに歩くことになりました。樹林帯では少し凍っている箇所もありましたが、難なく歩くことができました。このまま山頂まで行けるかな、と思っていましたが、山頂直下の急登に入ると足が滑る滑る。キックステップを意識してもガチガチの路面には登山靴が刺さらず、ピッケルで滑らないようにしながら1歩ずつ足を進めましたが、とても体力を消耗しました。アイゼンが無いとこんなに滑るのか、とアイゼンのありがたみを痛感しました。斜面の中腹でアイゼンを付けるとスイスイ進むことができました。

そうこうして山頂に着きましたが、周辺はガスガス、期待していた景色はまったく見えません。加えて、強風でとても寒いので、山頂の滞在は短時間にして、集合写真を撮ったらすぐに下山を開始しました。

下山中にうれしい出会いがありました。駐車場近くでカモシカに至近距離で会うことができました。
今回の山行できれいな景色が見られなかったのは残念でしたが、雪山歩行の訓練になりました。参加者全員で、次回は絶景を見るぞ、とリベンジを誓いました。皆さんありがとうございました。
【日 に ち】令和7年3月9日(日)
【登 山 口】白骨温泉
【参 加 者】5名: 五十川幸学、今峰正利、日比野容子、矢口重治、平松拓実
【コースタイム】8:00白骨温泉駐車場→8:20十石山登山道入口→13:00十石山→13:05十石小屋→13:16十石山→15:30十石山登山道入口→16:00白骨温泉駐車場
【ヒヤリハット】山頂に向かっているときの休憩中、五十川さんがリュックを下ろし、荷物を取り出した際にヘルメットも一緒に出てきてしまい、ヘルメットが山肌を滑走して見えなくなってしまいました。咄嗟に矢口さんが取りに行ってくる!と言って登山道を外れて取りに行ってくださいました。坂道での休憩は注意が必要と感じました。
【記 録 者】平松拓実