山行報告書
[カテゴリー] 五支部懇親山行
[山 名] 石動山
[報 告] 石川県の鹿島まで出かけるからと、その辺りの山に登ろうと早めに出かけた。石動山の登山口で「動字石」に触って、階段にしては大石過ぎる階段を登る。建物も土台があるだけで、辺り一面シーンと静まりかえっていた。陽光が彩られた木々葉の間から漏れてる様はなかなかのものじゃ。歩き始めて程なく山頂大御前に到達。石段で昼食を摂る。早々に次の山、碁石ケ峰に向かう。車から出ると、トレランのランナーが次々と通り過ぎてゆく。彼らは80kmレースとのこと事。私達も同じ峰を目指して登る。頂上は、富山県の100名山と聞いていたが、余り遠方まではみえない。ランナーは、チェックポイントまで間に合わないと答えてくれた。宿舎には、30分前に着いた。
[石動山の講演会] 石動山信仰の初め頃、地主神の石動彦神が祭られていた石動山には、平安時代の終わり頃から、新仏集合説の影響により、多くの神々と仏が共存して祭られるようになりました。鎌倉時代から、五社大権現とよばれ、山頂大御前の本社の大宮に大宮大権現、相殿の白山宮に客人大権現、東側登攀路の梅宮に鎮定大権現、西側登攀路の火宮に蔵王大権現、剣宮に降魔大権現というように、4つの社殿に5つの仏心が祭られるようになりました。権現とは、神の本地である仏が、衆生を救うため権(かり)の姿、神となって現れたことをいい、神仏一体の姿を現しています。それぞれの社殿には、神の本来の姿である、本地仏が安置されています。 中世には360余坊、江戸時代58坊、周辺の村々11ケ村の象徴でありました。 現在は、石動山近辺に2軒だけらしい。
[紙芝居] 御存じの方が多いとおみますが、アルバータ山のピッケル物語です。芳賀淳子氏が自費出版された絵本から、紙芝居の制作発表でした。
興味ある企画の講演会でした。五支部は、令和6年は、福井支部で 令和9年に岐阜支部開催です。
[日 時]2023年11月4日(土)、5日(日)
[ 宿 舎 ]石川県立鹿島少年自然の家
[講 演 会]演題 能登の霊峰 石動山の歴史 講師 石動山を愛する会 櫻井憲弘
[紙 芝 居]アルバータ山のピッケル物語 石川支部 大庭保夫
[登 山]石動山多根道 大宮坊―庚申供養塔―蝦蟆田地蔵―多根伊弉那岐神社―
(バスで移動)―大宮坊(昼食) 解散
[史跡探訪 ]石動山 ― 大宮坊(昼食) 解散
[参 加 者]6名
富山支部 山田信明 他8名、福井支部 森田信人 他5名。
京都・滋賀支部 笠谷茂 他2名、石川支部 樽矢導章 他10名、 一般 2名
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2023/11/23 陀羅仏小屋シリーズ 2日目 戸隠山
[カテゴリー] その他
[山 名] 戸隠山(1,904m)
[報 告] 戸隠神社には何回か参拝に行ったことがあり、その奥に屏風のようにそびえたつ戸隠山にいつか登ってみたい思っていた。その機会がとうとうやってきた。それも登りたいと思っていた紅葉の時期にドンピシャ。山岳講演会の関係で日曜日の夜に一人で車を運転し陀羅仏小屋でみんなと合流。なぜか煙い小屋の2階でぐっすり寝ることができた。
翌朝、小屋から1時間で奥社に到着。人も少なく静寂な杉並木の中を奥社へ歩く。ここはいつ来ても清らかだがどこか厳しい空気が満ちている気がする。

奥社でお参りした後、いよいよ登山道へ。最初から急な登りに汗が出るが、周りを見ると素晴らしい紅葉が広がっていた。こまめに休憩を取りつつ紅葉やこれから登る稜線を見つめる。五十間長屋に到着し、これからいよいよ岩場だ。太い鎖が下がっているが、手足を掛けるところは豊富にある。ひたすら楽しい。

どんどん登っていくとあっけなく蟻の塔渡に到着。ここからが予想通りのナイフリッジで岩がゴツゴツしていて歩きにくい。とてもじゃないが立って歩く自信はなく、手や足を置く場所を探しながら、時には四足歩行でとにかく前に進むとあっという間に終わってしまった。最後は立ち上がって写真を撮ってもらう。

そして再びの急登にあえぎながら戸隠山山頂へ。そこからが思ったより長く、細かいアップダウンが続く。考えてみれば下から見上げた戸隠山は細かいギザギザがたくさんある山だったことに気が付く。楽々稜線歩きとはならず、まだかまだかと思いながらやっと下りに入ると、そこは紅葉真っ盛りの森の中だった。
[日 時] 2023年10月23日
[登 山 口] 戸隠神社奥社
[参 加 者] 6名
[コースタイム] 7:40 奥社駐車場→8:04 戸隠神社奥社→8:50五十間長屋→
9:40蟻の塔渡→10:30戸隠山→11:00九頭竜山→12:00避難小屋→
13:20戸隠キャンプ場着
[ヒヤリハット] 岩場が連続するコースです。岩は掴むところがたくさんあり三点指示をキ
ッチリ行えば危険はないです。蟻の塔渡は落ちたら死ぬ可能性が高いの
で慎重に通過する必要があります。
2023/11/23 陀羅仏小屋シリーズ 2日目 ゆっくりチーム 戸倉山
山行報告
[カテゴリー] 陀羅佛小屋シリーズ
[山 名] 戸倉山
[報 告]
陀羅佛小屋で朝食をとり、戸隠山山行チームを送り出し、時間調整でしばらく歓談した後、7:30頃に小屋を出ました。9:00頃に戸倉山登山口のしろ池の森駐車場に着き、9:20頃に村松ガイドの先導で出発しました。皆さんの足に合わせたペースで進み道端の花の名前を確かめながら進みます。

道の途中に「塩の道」の道標があり村松さんに尋ねると、日本海沿岸でとれた塩を松本へ運ぶための古道のことで、戸倉山の登山道のしろ池の森から角間池まではその「塩の道」に重なっていました。「しろ池」を過ぎ、出発して1時間余りで「角間池」に到着。少し休憩してここから登山道らしい登り道となります。出発地点から戸倉山頂上までの標高差は420mほどですが、最後の100mはかなりの急登が続き、村松さんの順調な足取りに少しずつ遅れをとりながら額から流れる汗を拭きつつ登ります。高度が上がるに伴って木々の色づきも鮮やかになって行きます。出発から2時間弱で山頂に着くと、低山にも関わらず360度の展望が広がっていました、東には駒ヶ岳、鬼ヶ面山、鋸岳、そして堂々たる雨飾山。西側には雪化粧の白馬連山、そこから延びる栂海新道の稜線。そして北側には糸魚川の町と日本海が広がっています。

山頂でのんびり昼食を済ませた後、これらの山並みを眺めながら岐阜支部の今までの昔話に花が咲きました。風もなく日差しがとても暖かくて快適な山頂で1時間ほど過ごした後、同じルートで下山します。秋の山はやはりキノコ採りも楽しみです。ブナの倒木にキノコが群生し易いとのことで、倒木を見つけては探してみるもののなかなか見つかりません。

そして、しろ池も過ぎもうすぐ下山口と思っていたころ、脇道で見つけた倒木に大量のキノコを見つけました。「ならたけもどき」というキノコだそうです。大収穫に満足してそのまま駐車場まで戻りました。村松さんと別れた後、糸魚川の温泉で汗を流して帰路につきました。

今回初めて陀羅佛小屋に宿泊させていただきましたが、その小屋を管理され、また戸倉山のガイドを丁寧にしていただきました村松さんに心より感謝いたします。
[日 時] 2023年10月23日(月)
[登 山 口] しろ池の森駐車場
[参 加 者] 5名
[コースタイム] 9:20しろ池の森駐車場 → 9:50しろ池 → 10:30角間池 →
11:12戸倉山12:17 → 12:48角間池 → 12:57角間の分去れ→
13:16諏訪社の祠 → 13:19しろ池 → 13:38駐車場
[ヒヤリハット] 登山道はよく整備されており特に危険な箇所もなく、ゆっくりペースでしたので怪我もなく楽しめました。
2023/11/22 陀羅仏小屋シリーズ 1日目 四阿山
[カテゴリー] 百名山
[山 名] 四阿山
[報 告] 早朝5時に中農庁舎に集合。今回は。陀羅物小屋泊なので荷物が多い。
車内は、山本さんが風邪のためキャンセルで、六人になった。
菅平牧場には予定の9時少し早く到着。さすが百名山だけあって、駐車場はほほ満車。

牧場の標高が高いので、ここから見える景色も素晴らしい。山頂方面は青空が広がり、氷樹も見えそうな景色。のどかな風景の中を出発。山頂が近いてくると、樹氷の林が広がり、後ろは、鹿島槍ヶ岳から白馬三山まで見え、感嘆の声が出る。10時25分、山頂到着。雲一つない360°の景色を楽しむ。

この後、200メートル下って、300メートル登らなければならない。根子岳山頂からはぬかるんだ急登をひたすら下っていく。ようやく下ると10時50分に大隙間と言われる笹草原に到着。ここから急登を登って行く。暑いのに寒いので、体温調節が難しい。張り出た根っこに気をつけながら登っていくと、樹林帯を抜け、11時45分、四阿山山頂到着。風をよけてランチ。

その後、中四阿を経由して、牧場へ下山。中四阿唐は紅葉が広がり、冬の景色と秋の景色と楽しめた四阿山山行でした。

下山後は、温泉で汗を流し、陀羅物小屋で宿泊。薪ストーブの煙が上手く抜けていかないので、部屋中が煙たかった。食事は、村松さん・長屋さん・下畑さんが準備してくださったきのこ鍋で宴会で、楽しい夜を過ごしました
[日 時]023年10月22日(日)
[登 山 口]菅平牧場
[参 加 者] 6名
[コースタイム]菅平牧場09:50→根子岳山頂10:25→大隙間10:50→四阿山山頂11:45→菅平牧場13;55
[ヒヤリハット]登山道がぬかるんでいて、岩や木の根が滑りやすかった。
2023/10/15 例会山行 倶留尊山
[カテゴリー] バリエーション山行
[山 名] 倶留尊山(1037m)
[報 告]
21名の参加で3チームに分けて倶留尊山を登りました。
倶留尊山の麓に広がる曽爾高原は一面をススキが覆うハイシーズンで、駐車場は次々と入ってくる車で混雑しており、ハイキングや登山を楽しむ観光客で賑わっていました。序盤の高原地帯は歩きやすい遊歩道で、見頃となったススキに覆われた草原を抜けていきました。

お亀池の近くから亀山峠へ登るにつれ、徐々に高原の全体が見渡せるようになり、美しい草原の広がりを眺める事ができました。亀山峠から少し登った展望広場を経て、樹林帯を抜けると二本ボソというピークに着き、そこで入山料500円を支払ってその先へ。二本ボソは、かつて二本のホソ(コナラ、ホウソともいう)の木があった事が由来との事。二本ボソで周辺の山々を眺め、倶留尊山へ登るために一旦下った後、登り返しました。滑りやすく、斜度もあったため、ゆっくり歩きのチームとの時間差が多少ありましたが、全員無事に倶留尊山に登頂。日本300名山に数えられる倶留尊山の山頂は、木々に囲まれているため眺望はありませんが、おかげで風が遮られゆっくりと食事を楽しむ事ができました。食後はフルートの演奏に合わせてみんなで歌を歌い、集合写真を撮るなど、よい思い出となりました。

倶留尊山からは来た道を亀山峠まで戻り、曽爾高原を横目に尾根を登って亀山へ。亀山からお亀池へ下って行き、ススキ草原に囲まれたお亀池周辺をゆっくり進みました。途中、ススキなどに寄生するナンバンギセルという植物を見つける事ができ、楽しく過ごす事ができました。

パンフレットによると、曽爾高原のススキは、かつては村の民家の屋根材として使われていたそうですが、トタンや瓦が普及したため昭和44年には杉などの植林が進んだそうです。村の景観を残すために奈良県が保護しており、2月から3月にかけて山焼きを行うなどしてススキ以外の生育を抑えています。
高原でススキが強風で波打つように揺れる様子はとても良い眺めで印象的でした。

[日 時] 2023年10月15日
[登 山 口] 奈良県宇陀郡曽爾村太良路(曽爾高原野口駐車場)
[参 加 者] 山本善貴(CL)・清水友子(SL1)・水谷嘉宏(SL2)・井上美智子・小島孝子・後藤久美・後藤允・小林和雄・下畑佐和子・園部徹・長屋桂子・林靖子・梅田直美・水野岳男・山田尚実・吉田尚史・吉田たけ美・渡部慶洋・東明裕・林真由美・苅谷敬三
以上21名
[コースタイム] 10:00 曽爾高原野口駐車場スタート →10:34亀山峠 →11:04二本ボソ →11:32俱留尊山 →13:05二本ボソ →13:46亀山峠 →14:00亀山 →14:30
お亀池周回 →15:00曽爾高原野口駐車場
[ヒヤリハット] やや急な土の斜面と濡れた岩で数名が滑ってバランスを崩しそうになりました。滑り跡や濡れた岩場には注意し声を掛け合いたいです。