2021/08/27-28 & 09/05-06-07 西穂ー奥穂 ジャンダルム
西穂高岳-奥穂高岳縦走
東明 裕 記
1日目 山行 3時間4分 休憩 1時間53分 合計 4時間57分
S西穂高口 08:29 - 08:47 旧ボッカ道分岐08:49 - 09:15西穂山荘09:18 - 09:28西穂丸山09:34 - 10:05西穂独標10:16
- 10:23ピラミッドピーク10:37 - 10:42チャンピオンピーク4峰10:48 - 11:03西穂高岳11:22 - 11:23P111:31
- 11:37赤岩岳11:55 - 12:31間ノ岳12:36 - 12:46逆層スラブ13:07 - 13:20天狗岩 - 13:26天狗のコル泊
2日目 山行 6時間2分 休憩 1時間25分 合計 7時間27分
泊天狗のコル05:24 - 06:39ジャンダルム06:49 - 06:54ロバの耳07:06 - 07:07馬の背07:26 - 07:32奥穂高岳07:41
- 08:11穂高岳山荘08:13 - 08:44ザイテングラート08:51 - 09:02パノラマ分岐09:05 - 09:19涸沢小屋09:22
- 09:24涸沢09:32 - 09:51Sガレ - 10:02大崩落地10:03 - 10:27本谷橋10:29 - 10:55横尾岩小屋跡10:56
- 11:07横尾11:14 - 11:41新村橋 - 11:49徳澤園11:50 - 12:20徳本口 - 12:23明神館 - 12:46小梨平
- 12:50河童橋12:51ゴール地点G
今年の長雨で岐阜支部の西穂-奥穂(ジャンダルム)山行が延期になったので、27-28日に実施することにした。しかし、参加者がいなくなってしまったので、結局ソロになってしまった。西穂-奥穂。
日本で一番難しい縦走路と言われているがあくまで一般道の範疇であり、バリエーションと比べるとよく整備されていて鎖もペンキもある(ただ、間ノ岳だけはいつもいやらしい所だと思う)。
尾根線のビバーク山行なので、水を5L持っていったが、こいつが足かせとなって疲れる疲れる。
ビバーク地の天狗のコルには13:30について、先に行こうかどうか悩んだが、水を消費したかったので酒のんで本読んで寝ることにした(酒も重い)。
27-28AMは約束された好天なので、景色は最高だ。ジャンダルムで会った3名の方と景観で盛り上がり、ブロッケンで大盛りあがりだった。
一人山行は自由に時間がとれてこれはとてもいいものなのだ。
矢口重治記
9月5日(日)
深山荘無料駐車場10:00着 新穂高ロープウェイ経由西穂山荘12:00着。独標までピストン。
日中は晴天。 夕方から雨。 夜半は満天の星。
9月6日(月)
西穂山荘4:00発⇒独標5:00⇒ピラミッドピーク5:25⇒西穂高岳6:00⇒天狗のコル8:50
⇒ジャンダルム10:30⇒馬の背(ナイフエッジ)12:00⇒奥穂高岳12:30⇒穂高岳山荘13:15
9月7日(火)
ご来光5:21 穂高岳山荘5:30発⇒涸沢山荘6:50⇒横尾・徳澤・明神⇒上高地11:30
上高地バス⇒平湯温泉バス乗り換え⇒新穂高温泉⇒深山山荘駐車場
今夏の北アルプスの山小屋は、新型コロナウイルス対策の為に、宿泊及びサイト場は完全予約制であり、週末は満杯につき予約が取れない。それならばと、当初4人天狗のコルでビバークの計画が立てられたが、日程調整付かず、日曜スタートで二人でのテント縦走としたが、運よく小屋泊が取れたので、二人小屋泊となった。しかし、都合により同行者がキャンセルとなったために、小屋泊単独縦走となった。日曜発としたために、深山荘の無料駐車場も使えたし、小屋も空いていた。
ジャンダルム越えルートは縦走者も少なく、西穂方面からは約5名、奥穂方面からは6名だけであった。渋滞することもなく、他パーティーの落石を心配することもなく、マイペースでゆっくりと歩くことができた。ジャンダムの天使様には6年振りにお逢いできた。天候は概ね落ち着いていたが、最難関のロバの耳と馬の背(ナイフエッジ)に差し掛かった辺りから、雷強風あられに苦しめられた。約1時間荒れた。気温も一気に下がった。予備の防寒具が役立った。嵐が去った後には涸沢方面にはダブルレインボーが現れた。穂高岳山荘のラーメンを食べ持参した焼酎をチビリチビリやりながら読書してのんびり過ごした。乾燥室で濡れた衣類を乾かした。サイト場は1張りだけだった。小屋内は、大声で話すパーティーも大声で山自慢する客もおらず、本当に静かだった。
最終日はご来光を拝んでから下山した。朝食代わりのお弁当は郷土食「朴葉寿司(鮎の甘露煮付き)」だった。うれしい心配りである。上高地からは平湯温泉行バスに乗り、平湯温泉からは新穂高温泉行バスに乗り換え、深山荘駐車場に戻った。
今回は4回目のジャンダルム超えでしたが、結果的ではあったが週末の混雑を避けたのは大正解だった。次回もこのルートを踏破する時は、週末の混雑は避けようと思う。
西穂高岳(2909m) ここから難所が始まる
岩の殿堂 高度感が凄い
間ノ岳 ここも超えて来た
6年振りのジャンダルムの天使様
左側から2番目がジャンダルム
岩稜帯に残った「あられ」
遠くは槍ヶ岳まで
涸沢山荘と北穂高岳 紅葉時期にまた来たい