2023/10/15 例会山行 倶留尊山
[カテゴリー] バリエーション山行
[山 名] 倶留尊山(1037m)
[報 告]
21名の参加で3チームに分けて倶留尊山を登りました。
倶留尊山の麓に広がる曽爾高原は一面をススキが覆うハイシーズンで、駐車場は次々と入ってくる車で混雑しており、ハイキングや登山を楽しむ観光客で賑わっていました。序盤の高原地帯は歩きやすい遊歩道で、見頃となったススキに覆われた草原を抜けていきました。
お亀池の近くから亀山峠へ登るにつれ、徐々に高原の全体が見渡せるようになり、美しい草原の広がりを眺める事ができました。亀山峠から少し登った展望広場を経て、樹林帯を抜けると二本ボソというピークに着き、そこで入山料500円を支払ってその先へ。二本ボソは、かつて二本のホソ(コナラ、ホウソともいう)の木があった事が由来との事。二本ボソで周辺の山々を眺め、倶留尊山へ登るために一旦下った後、登り返しました。滑りやすく、斜度もあったため、ゆっくり歩きのチームとの時間差が多少ありましたが、全員無事に倶留尊山に登頂。日本300名山に数えられる倶留尊山の山頂は、木々に囲まれているため眺望はありませんが、おかげで風が遮られゆっくりと食事を楽しむ事ができました。食後はフルートの演奏に合わせてみんなで歌を歌い、集合写真を撮るなど、よい思い出となりました。
倶留尊山からは来た道を亀山峠まで戻り、曽爾高原を横目に尾根を登って亀山へ。亀山からお亀池へ下って行き、ススキ草原に囲まれたお亀池周辺をゆっくり進みました。途中、ススキなどに寄生するナンバンギセルという植物を見つける事ができ、楽しく過ごす事ができました。
パンフレットによると、曽爾高原のススキは、かつては村の民家の屋根材として使われていたそうですが、トタンや瓦が普及したため昭和44年には杉などの植林が進んだそうです。村の景観を残すために奈良県が保護しており、2月から3月にかけて山焼きを行うなどしてススキ以外の生育を抑えています。
高原でススキが強風で波打つように揺れる様子はとても良い眺めで印象的でした。
[日 時] 2023年10月15日
[登 山 口] 奈良県宇陀郡曽爾村太良路(曽爾高原野口駐車場)
[参 加 者] 山本善貴(CL)・清水友子(SL1)・水谷嘉宏(SL2)・井上美智子・小島孝子・後藤久美・後藤允・小林和雄・下畑佐和子・園部徹・長屋桂子・林靖子・梅田直美・水野岳男・山田尚実・吉田尚史・吉田たけ美・渡部慶洋・東明裕・林真由美・苅谷敬三
以上21名
[コースタイム] 10:00 曽爾高原野口駐車場スタート →10:34亀山峠 →11:04二本ボソ →11:32俱留尊山 →13:05二本ボソ →13:46亀山峠 →14:00亀山 →14:30
お亀池周回 →15:00曽爾高原野口駐車場
[ヒヤリハット] やや急な土の斜面と濡れた岩で数名が滑ってバランスを崩しそうになりました。滑り跡や濡れた岩場には注意し声を掛け合いたいです。