2023/10/07 名山企画 八経ヶ岳
[カテゴリー] 百名山
[山 名] 八経ヶ岳
[報 告] 予定通り4時に出発し、御在所SA・針テラスでのトイレ休憩を経て、8時に登山口に到着した。すでに第一駐車場は満車で、かろうじて第二駐車場に駐車することができた。外気温は10℃で強風が吹いており、この1週間の季節の急変を痛感した。雨天率83.3%の「雨男」と称されるメンバーが参加するということで支部長が天気をしきりに心配していたが、曇り空から徐々に雲が薄くなっていき、頂上に着く頃は青空も見られた。よって、「雨男」返上の山行にもなった。
奧駈道出合までは、小さい浮石がゴロゴロした道が1時間程度続くため体力を使うが、ペースが比較的ゆっくりであったため楽しく登ることができた。奧駈道出合から稜線が始まり、弁天ノ森、「大峰中興の祖」理源大師聖宝坐像がある聖宝ノ宿跡を経由して弥山小屋へと続いた。稜線でも風は強く気温も8度まで下がっていたが、途中から日が差し始め、周辺の山々の景色を眺望できた。
弥山小屋でのトイレ休憩後、その先にある弥山神社に参拝し、集合写真を撮影した。弥山からは目指す八経ヶ岳を望むことができた。弥山から眺める八経ヶ岳山頂は遥か遠くに感じたが、実際は30分程度で登頂してしまった。山頂にて昼食をとったが、山頂付近は晴れて周辺の峰々も美しく、最高の時間を過ごすことができた。さらに、北東には山上ヶ岳・竜ヶ岳・大普賢岳・小普賢岳・日本岳をはっきりと望めた。山上ヶ岳は未だ女人禁制が守られていると聞き非常に驚いた。ジェンダー問題が取り沙汰される現在、女人禁制という宗教的伝統が頑なに守り続けていられるのは、一つ文化として受け入れられているからなのかもしれないと感じた。
帰路は湿った木の階段、浮石や木の根が張り出した道を注意しながら下山した。竹中さんが、ケガは下山時の油断した時や疲労が溜まった時に起こりやすいとご指導くださり、休憩を意識的に取った。そして、予定時刻までに無事下山できた。
八経ヶ岳で有名な「トウヒ・シラビソ」原生林の緑の葉が美しかった。特にクリスマスツリーに似た「トウヒ」はとてもかわいい木だった。今回の山行は紅葉にはまだ早かったが、秋の日差しとひんやりした空気の中、緑が美しい木々と微かに色づいた葉の下を歩くのはとても清々しく気持ちよい山行であった。
[日 時] 2023年10月7日
[登 山 口] 行者還トンネル西口
[参加者] 11名
[コースタイム] S行者還トンネル西口08:17→09:26奥駈道出合09:29→09:57弁天ノ森
→10:22聖宝ノ宿跡→11:22弥山小屋→11:28弥山11:34
→11:36弥山小屋11:37→12:14大峰山12:38→12:59国見八方睨
→13:04弥山小屋13:12→14:02聖宝ノ宿跡→14:29弁天ノ森14:36
→14:51奥駈道出合14:53→15:41行者還トンネル西口
[ヒヤリハット] 奧駈道出合までは小さい浮石がゴロゴロしているため、下山時は特に滑りやすい。また、細い木の根も飛び出しており、靴の紐が木の根に引っ掛かり転倒する人もいた。