2023/03/19 芦倉山
雪山の残雪期:芦倉山
白山山系南部
2023年3月19日
参加者9名:五十川幸学、今峰正利、梅田直美、小林和雄、新城愛優、東明裕、長谷川誠二、林真由美、水谷嘉宏
コースタイム:
中濃総合庁舎 4:00 → 5:30 保川林道起点 5:38 → 尾根取付 6:20 → 6:50 車道横断 → 8:40 標高点1464 8:48
→ 9:40 芦倉山 10:45 → 11:15 標高点1464 → 12:28 車道 → 13:30 保川林道起点
保川林道入り口の駐車スペースには先客の車が停まっていたため、林道入口を塞ぐようにして我々の車2台を停め、まだらに雪が残る保川林道を進む。標高875m付近で杉林に覆われた尾根の末端に取り付く。今年は例年より残雪が少なく、雪面から出ている灌木を避けながら標高を上げる。標高1150mを超えると傾斜が落ち着き、8名がアイゼンを装着。雪面の踏み抜きは時々あるものの、ワカンが必要な雪質ではない。
途中、新しいピンクテープが残されているが、山頂直下まで見通せるためルートファインディングの労もなく、快晴の天気の下を五十川さん先頭で速めのペースで進む。標高1330mで緩い尾根歩きが終わり、傾斜が増して痩せてくる。灌木を避けるために尾根筋から左手に迂回することもあるが、ほぼ忠実に尾根筋を登る。雪庇の心配もほぼ不要。
雪面に覆われた山頂からは絶景が広がる。白山は別山の陰に隠れているが、福井・岐阜県境の雪はさすがに多い。北アルプスは剣岳まではっきり見通せる。後ろから追い付いた3人グループ(うち一人は水谷の高校山岳部の2年後輩と判明)と写真を撮り合ったりして1時間ほど過ごし、その後下山に向かう。
新人の新城さんには念のためにスリングで簡易ハーネスを付けてもらったが、ロープを出すようなシーンは全くなかった。腐ってきた雪に対応するため、小林さんは下りで終始ワカンを使用し、東明さんも林道前後で使用。水谷は往路・復路ともツボ足で対応。花粉症患者にはそれなりの苦労もあったようだが、クロモジの香りやマンサクの花を愛でながら、早々に下山することができた。