2022/05/04-05 唐松岳 (八方尾根 - 唐松岳 - 白岳 - 遠見尾根 周回)
日時 令和4年5月4日(水)5日(木)両日晴れ
1日目 中濃総合庁舎4:00=白馬八方尾根スキー場 ゴンドラ、リフト乗継
八方池山荘9:48ー13:19唐松岳頂上山荘14:05ー14:21唐松岳14:38ー14:54唐松岳頂上山荘(泊)
2日目 唐松岳頂上山荘6:21ー09:53白岳10:03ー10:50西遠見山10:59ー11:53大遠見山11:55ー12:30中遠見山12:44ー13:01小遠見山13:07ー13:43地蔵の頭13:45 ゴンドラ 白馬五竜岳スキー場=十郎の湯=中濃総合庁舎
宿泊場所 唐松岳頂上山荘 富山県黒部市宇奈月町黒部
参加者 SL梅田直美、後藤久美、CL東明裕、林真由美、矢口重治、山田由紀子、山本善貴
ラテルネ山本孝子、ラテルネ山本宏
感想
1日目
現地で五竜に車をデポして頂いた山本夫妻と合流し、白馬八方尾根スキー場から、ゴンドラとリフトを乗継、一気に標高1,800m地点へ
ケルンを通過するたび、山頂に近づき、右には白馬連邦が、左には五竜岳がどんどん間近に見え、振り返ると、火打、妙高など上信越の山々が見える素晴らしい稜線
風が強く、急登が続くと1歩1歩が重くなりがちですが、まだ隠れている剱岳が見たくて、心躍らせながら進みました。楽しみがあると足取りも軽くなるから不思議です。
まずは、岐阜支部の雪上訓練で講師をして頂いた瀧根正幹先生がいらっしゃる唐松岳頂上山荘へ
挨拶と受付をすまし、荷物をデポしていざ唐松岳山頂へ
山荘からも剱岳は見え、感動しましたが、唐松岳山頂からの360度のパノラマと間近に見える剱岳はさらに感動的でした。
たっぷり景色を味わった後は、山荘に戻り、宴会
風が強くて寒かったのですが、ツエルトも用意して頂き、外で宴会
剱岳が目の前という贅沢な場所で、同じ頂きを目指し一緒に登ってきた先輩方とお酒を飲む時間は格別でした。
宴会後はアーベントロートを楽しみ、夕食。
夜空にはオリオン座を探すのも一苦労するほどの多くの星が輝き、山荘に泊まったからこそ見える景色を味わうことが出来ました。
2日目
まずは、ご来光とモルゲンロートを堪能
晴天でおまけに無風という最高の気象条件
凍っているとリスクが高くなるということで、ゆっくり目のスタート
時間に余裕がないので、五竜岳登頂は回避しましたが、遠見尾根を歩くルートでの下山
丑首は鎖も出ていたし、登山道には残雪はあるものの凍っている箇所はほぼなかったので、リスクは軽減されました。
白岳からの下りは雪が程よい状態だったので、楽しんで下ることが出来ました。
違った角度から見える五竜岳と鹿島槍ヶ岳を堪能でき、前日とは違った景色が楽しむ事が出来、素晴らしいルートを歩く事が出来ました。
西遠見山、大遠見山、中遠見山、小遠見山と山を越えるたびに、見える景色も変わり、飽きることのないこのルート、ずっとずっとこの尾根を歩いていたい気分でした。
地蔵の頭に近づいた時は一抹の寂しささえ感じました。
晴天の雪山は美しく、こんな素晴らしい景色を見せてもらえたことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
下山後、デポした車で、八方に駐車した車まで行き、五竜に迎えにきて頂き、
十郎の湯に入って、帰宅しました。
山の経験豊富な先輩との山行は、今シーズン学んだ岩綾帯、トレース、下山の歩き方、アイゼン、ピッケルの使い方をゆとりを持って発揮することが出来、雪山登山のしめにふさわしい山行となりました。
会の山行は年齢も違えば、山の経験値も違い、人生経験も様々。
新しい出会いもあれば、自分の知らない世界の話を聞くことが出来るし、ゆっくり山を楽しみながら歩くことが出来るので、新たな発見、知識、気付きを得る事が出来ます。
百の頂に百の喜びあり
今回の山行を通して、この言葉を身を持って体験したい気持ちが強くなり、
リスク回避できる技術と体力を身につける為に、日々精進し、安心安全に豊かな登山経験を積んでいきたいと改めて思いました。