2023/08/19 古道調査 御嶽山
[カテゴリー] 古道調査 [山 名] 御嶽山
[報 告] 今年第一弾の古道調査です。報告者はチーム1だったのでチーム1からみた報告となります。
お天気が危ぶまれる中、中濃総合庁舎に4時集合。梅田さんからは事前に調査の内容の 説明があり、登山コース上の古道の痕跡や遺物・遺跡・仏像・人工物の写真を撮り、一応、マップにも写真の場所を記憶するという段取りである。王滝コース(梅田車1班)と黒沢
コース(水谷車2班)に分かれてスタートして、途中でクロスする際にキーを交換する。 今回は八丁ダルミから山頂へのルートが解禁された直後だったのでその現状チェックも兼
ねている。中濃総合庁舎の駐車場では奇しくも竹中美幸さんや山住さんらの個人山行のグ ループとばったり。竹中さんは我々よりも30分早くスタートして王滝コースをピストン
して雨が降り出す前に下山するという算段らしい。
とりあえず道の駅三岳までは一緒に行きトイレ休憩をした後に、そこからそれぞれの登山口に分かれます。それぞれの車の位置がわかるように gps の位置と写真を相手方に送っておきま合流したときに鍵と位置情報の確認を行います。チーム1はリーダーの梅田さん以外は初御嶽山の新人メンバーで構成されている。しかし、実家が岐阜ということで岐阜支部に入会された新人の松原さんは山歴もあり、前日は百名山で恵那山に登られたとのことでした。
スタートの時点で予想外の好天。普寛により開かれた王滝コースは山頂まで見れるので 先頭を歩く私は気だけがはやります。とにかく暑い。登山道に祠もあるのですが、むしろ 各講で建てた像や霊神碑など年代の新しいものが多い。古いものだけを記録しようという ことになりました。富士見岩を越したあたりから少しガスが出てきます。一口水はポタリ ポタリの感じ。登るにつれて赤茶けたがれきとなり王滝頂上に到着。王滝頂上の神像には お顔と体の横に噴石が開けたと思われる穴も空いて2014年の事故を思い起こされます。八丁ダルミからいよいよ剣ヶ峰頂上へ目指します。荒涼とした景色が広がります。これが 死後の霊魂の憩いの場なのか?結構この登りが辛い。噴火事故の慰霊碑にも手を合わせ、 剣ヶ峰山頂では、竹中さんたちと一緒に記念撮影。その後覚明により開かれた黒沢口コー スを下山。黒沢口チームとは黒沢十字路近傍で遭遇できました。途中ニノ池の雷鳥を見に 行こうとしましたが、雷が鳴り出したので元に戻りダッシュします。
山中付近は噴火だけ でなく雷も怖いですね。黒沢ルートに入ると白装束の御嶽講の講社の人たちも見え、霊山 の雰囲気が漂います。女人堂でお昼休憩。小屋の中では行者の祝詞の声がずっと響いてい
る。これが「御座(おざ)」と呼ばれる神おろしの儀礼なのか?ラーメンが美味しかった。その後、七合目の行者山荘でも休憩。行者山荘は 200 年以上前にできたそうです。最後の
飯森小屋(八海山支店)は現在は使われていない感じであった。越後の八海山は普寛行者が開いたのでこちらに勧請されているです。下山後は三岳の道の駅に2つのチームは流し、かけはし温泉で汗を流しました。温めのお湯はなかなか良いですよ。
私は完全に予習不足で事前に麓の神社や資料館などを訪れて予備知識を膨らませておいて調査すれば良かったのかもしれない。修験道といっても大峯との違いが想像以上に際立っていて未だ消化できていない。
[日 時] 2023 年8月19日(土)
[登 山 口] 王滝口(チーム1)、黒沢口(チーム2)
[参 加 者] 10名
[コースタイム] チーム1:7:31 田ノ原駐車場-10:08 大滝頂上-10:55 御嶽山山頂-12:28 女人堂~13:54 飯森小屋-
14:33 中の湯 駐車場
チーム2:7:15 中の湯駐車場-7:54 飯森小屋- 9:15 女人堂-12:05 御嶽山山頂 ~12:26 大滝頂上-13:55 田ノ原駐車場-14:10
三笠山
[ヒヤリハット] 一応、避難場所は設置されていますが、雨が降ったとき皆が入れなかった。噴火のときもそうなるのかな?繁忙期にはそのつもりで登山ください。
[カテゴリー] 古道調査 [山 名] 御嶽山
[報 告] 田の原からの規制が解除されたので、黒沢登山口から田の原へ縦走し、古道調査を行いました。
5人チームで、クロス登山ということもあり、逆方向からも調査しました。
登山規制が解除され、そちらの登山者が増えたためか、黒沢口の駐車場も台数は少なかったです。
令和2年に入会前のOさんらと黒沢口からピストンで登っています。
山頂手前では、電話がつながり、雷ゴロゴロし始め、雨が降り出しカッパを着ました。その後は、雨もやみカッパを脱ぐ。山頂30分手前に梅田さんチームとスライドしました。竹中美幸さんも個人山行で登っていたということでした。
下山後は三笠山まで登る余力を残していて、満足されたかと思います。
下山後のかけはし温泉はその当時も立ち寄っていて、未だに風情があり、まさに秘湯。
御嶽山は8世紀初頭、信濃国司が山頂に社殿を創建したと伝えられています。依頼「修験道」の修験場として数多くの修験者が修業を行ってきました。神仏の住むこの山は開山依頼聖域として厳しく閉ざされていました。修業を積んだ行者が100日の精神潔斎を経てようやく入山できたといわれています。
御嶽古道は東側山麓から剣が峰へ延びるほんの登山道の総称です。
覚明行者と普寛行者によって黒沢口と大滝口からの登山道が整備された。広く開かれたのは 18 世紀で、短期間の潔斎を経た庶民の登はいが許されるようになりました。
(木曾おんたけ観光局の HP を引用)
[日 時] 2023 年 8 月 19 日(土)
[登 山 口] 黒沢口六合目
[参 加 者] 5 名
[コースタイム] 7:15 黒沢口駐車場-8:12 行者山荘-9:15 女人堂-10:33 石室山荘-11: 13 二の池- 12:05 御嶽山頂-12:11
剣が峰山荘-12:19 八丁だるみ-12:
26 大滝頂上山荘-13:25 あかっぱげ-13:49 田ノ原大黒天-13:55 田ノ原登山口-14:10 三笠山-14:18 駐車場
[ヒヤリハット] 特になし