2024/05/25-26-27 久住山
久住山(1787m Ⅰ等三角点)中岳(1791m 三角点無し)岡城(325m)
記録 清水友子
行程 5月25日(土曜)14:30竹中宅=18:00大阪南港=20:05大阪港発さんふらわあ
(くれない)船中泊
5月26日(日曜)7:55別府港着=9:30長者原駐車場=9:57長者原バス移動
10:20牧ノ戸峠―11:30標高1530m地点―13:00久住山山頂―13:25中岳山頂
―久住分かれ―15:40諏蛾守越下分岐―16:15法華院温泉着
5月27日(月)8:10法華院温泉―8:20坊がつる―9:00雨ヶ池越―11:30長者原駐車場=
13:00竹田市岡城=19:20大分港さんふらわあ(ぱる)船中泊
5月28日(火)06:40神戸港=11:30竹中宅解散
参加者 9名
5月下旬にかけて山肌一面にミヤマキリシマの花が彩る久じゅう連山は九州本島では一番高い活火山である。法華院温泉を起点として久住山、中岳、三俣山、大船山、平治岳の5座に登る計画をした。しかし、予報は月曜から火曜にかけて悪天候の予報なので、この計画を決行するか中止するか参加者と相談し計画を短縮して決行した。
主峰の久住山と最高峰中岳だけは登頂したかった事、出発時刻が遅い事を考えて牧ノ戸峠から出発する事にした。長者原に車を止めて標高1330mの高所にあり標高差も少なくコース整備の良い牧ノ戸峠登山口までバスを使って移動した。
登り始めは急なコンクリート道が続く。展望が開けた展望台からは阿蘇方面が見えるはずだが、遠くの山々はガスに覆われて見えなかった。しかし稜線に出ると周囲の山々の新緑も美しく正面には三俣山も見え、程なく岩の多い標高1503mの沓掛山に着いた。ここを下り溶岩台地を再び緩やかに登る。傍らにはミヤマキリシマも咲き花と山に見惚れて足が何回も止まった。山の斜面がピンクに染まった星生山を見ながら進むと扇ヶ鼻分岐があった。ここで水分補給をしながら休憩をした。この先からは西千里ヶ浜と呼ばれる草原が続き台地状になっている。
星生分岐を通り越すと目の前には大きく久住山が聳え立っていた。久住山が噴火した時に流れ出た大きな溶岩の岩場を越えると久住分かれに着き避難小屋があった。ゆっくり休憩をしたいが時間の関係で軽く腹ごしらえだけをして、久住山に向かった。若い登山者と一緒に挨拶を交わしながら登ったせいか30分で山頂に着いてしまった。
山頂からは三俣山や荒涼とした硫黄山の展望ができた。時間も遅いので一気に下山し中岳の分岐まで下り、火口湖である御池を半周して急な岩場を登り詰めると標高1791mの中岳山頂に着いた。握手を交わし登頂を祝った。中岳の隣にある天狗ヶ城も登りたかったが山頂はガスに覆われ展望もないのでそのまま下山した。ここから法華院温泉まで2時間はかかる。何とか4時半までには着きたいと思い九重分かれから足場の悪い道を北千里浜まで一気に降りた。諏蛾守越下の分岐を越えても平坦な北千里浜が暫く続いた。段々と岩場の多い急坂になり時間をかけて慎重に下る。坊がつる讃歌で有名な坊がつるが見え今日の宿泊地である法華院温泉に到着した。ここの山宿は1882年に始めた歴史ある温泉だそうだ。
翌日は朝から雨予報なので登山ルートを変更し坊がつるから雨ヶ池越道を歩き長者原駐車場に着いた。乗船まで時間があったので、滝廉太郎の「荒城の月」で有名な岡城を散策し城址からは阿蘇山や九重連山を望むことができた。遠路、車の提供をしてくださったK氏とH氏には感謝です。ありがとうございました。